日本臨床毛髪学会学術集会にて抜毛症に関するデータを発表

先日開催された日本臨床毛髪学会学術集会いわゆる学会において毛髪外科の湘南AGAクリニックの笠井敬一郎氏と共同演題として発表させ頂く機会を頂き行ってまいりました。

6分30秒程度になんとか最新データをまとめて発表させて頂いたわけですが、演題は機材トラブル等なく非常にスムーズに進みまして、多くの皮膚科医や内科医、外科医の方々にわかりやすくお伝えさせて頂けたと思います。ここまでは・・・

が、しかしここから質疑応答の時間に入るわけですが、まさかの毛髪学会の権威の頂点に君臨する現在世界のトップ企業と最先端の毛髪研究や共同プロジェクトをすすめている大学の教授から鬼の形相で質問を頂きました。

Q①抜毛症の有病率（全体の総数）に関するエビデンスは？

A:

MSDマニュアルや抜毛症に関する発表済みの論文の平均値＋コロナ禍の影響や不登校や引きこもりの爆増している背景。それに加えて教員の方々から頂く1教室あたりで見かける抜毛症と考えられる生徒数の平均値。などを元に算出。

Q②抜毛症の定義とは？

A：

協会に問い合わせがあり、実際に対応したあらゆる事例すべて。加えて抜毛症＋円形脱毛症、抜毛症＋摂食障害、抜毛症＋鬱、抜毛症＋不眠症、抜毛症＋発達障害、抜毛症＋統合失調症、抜毛症＋強迫症などの併発事例のすべてご本人からの抜いていると言う自己申告に基づく。

この二点の質疑があったのですが、なかなか平行線をたどりそうな内容でした。

私としてはデータや実数を正確に出す事やその学術的な集計の仕方などはどうでもいい事であって、

【抜毛症】で困っている方が、どんどん改善してくれて

【お洒落を楽しみながらみんな幸せに】なってくれたらそれだけで良いのです。

しかし、抜毛症においては秘め事ですから今も世界中でこっそりと抜いてしまい、こっそりと内緒で苦しんでいる方の実数など計測しようがありません。こればかりは実数の正確性などだれにも証明する事は不可能でしょう。不可能でも容赦なく突っ込まれます。

机上の空論にはまったく興味が持てません。でも学会という場は当然学術的に根拠やエビデンスを明確に正確に誰もが納得できるように示さなければなりません。
（映像比較や数値比較で表せる研究ならばある程度は可能でしょう。）

無論それこそが学術集会の場というものですからその掟には従うのはあたりまえの事なのです。

ただ、今回の件で目立ったお陰で多くのドクターが協会の取り組みに興味を示してくれて、たくさん質問も頂き回答させて頂きました。

その中のお一人にお嬢さんが10年以上抜毛症を患っており、かなり重度の状態から抜け出せなくなっていると言う事でお嬢さん次第で対応させて頂くことになった事も参加して良かったなと思えました。

私は心臓に毛が生えておりますので、元学会長や現学会長からも『なかなか厳しい質問だったけど大丈夫だった？』とご心配頂きましたが、こうして声を掛けて頂くことになったのでラッキーwですと回答させて頂きました。

あと一点、抜毛症ではなく脱毛症に関してですがこの数年で部分的ではありますが、原因が明らかになってきた事があり、その原因を阻害する薬もどんどん臨床されおり、ピッタリはまる事例においては29％～45％程度の確率で無毛に近い状態から寛解まで到達している事例も発表が行われておりました。

素晴らしい進歩ですね。

ただ、ここでも問題となっているのが、脱毛症と抜毛症を併発している場合が非常に問題となっており、患者本人の申告が無ければ正しい診断が出来ず、投薬治療においてもミスチョイスが発生してしまう事もまた事実。

そのため脱毛症と抜毛症の併発を見抜くための目安なども発表されており、その診断方法が協会ですでにやっている事とかなり共通しており、さらに他にもっと簡単に見抜く方法もあるんだけどな・・・でもまた炎上したり、出る杭は打たれるからだまっとこ。と静かに聞いておりました。

と今回はとっても勉強なりました。

◆◆◆抜毛症の方へ◆◆◆

【抜毛症でお困りの方はこちらから】
https://tricho.jp/slide/number1

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https://ws.formzu.net/fgen/S52782900/

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『アニメ動画で抜毛症を理解する』
https://youtu.be/oaCtJgzEuzk

『ザ！世界仰天ニュース』抜毛症（トリコチロマニア）
http://tricho.sub.jp/

『抜毛症は皮膚科や精神科、心療内科じゃ治らない！』
https://youtu.be/9NJN9BZ4ksw

抜き続けるとこうなる！
https://youtu.be/vY68d5rF2tk